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大和電業社では当時、2021年卒採用のために1年間ナビサイトに掲載をしていたものの、
エントリー数はわずか1名、合同説明会でのブース着席数はゼロという結果に終わっていました。

未来の幹部候補となるような人材を採用すべく新卒採用を行なっていましたが、「大学生からエントリーは来ない」と諦め、専門学校生や短大生、高校生からのエントリーが来るのをただ待つのみの状態でした。
せっかく出逢った学生に対しても、大和電業社の魅力や事業の成長可能性を伝える手段を持っておらず、採用に苦戦していました。

プロジェクトの全体像

▲新卒採用5STTEP


■STEP1　理念・事業ビジョンの明確化
プロジェクトスタートにあたって、まずは社長や社員の方にインタビューを行い、大和電業社の理念・ビジョンを
明確にしました。
明確になった理念・ビジョンは、コピーライティング、ビジュアル、動画などの各ツールに展開し、言語化・視覚化を行いました。

大和電業社 企業理念
『全従業員の物心両面の幸せを追求する　仕事を通じて、どれだけ多くの人の役に立てるか』

ビジョン
2030年に売上30億円を目指す

■STEP2　中・長期採用計画の策定
明確になった理念・ビジョンを実現させるために、会社の中期・長期の計画（従業員数、売上高など）を策定し、伴う5〜10年分の採用計画の策定を行いました。
中・長期の採用計画は、離職率を考慮したうえでの定着人数をベースに計画立てていきました。

■STEP3　採用戦略の策定
策定した採用計画を達成するために、マーケティング分析と採用戦略の策定を行いました。
ペルソナ分析、SWOT分析、競合分析、ポジショニング分析等を行い、分析結果をもとに採用コンセプトを策定。
策定したコンセプトに沿ってビジュアル撮影を行い、採用ツールを制作していきました。

採用ツールがすべて揃ったのは、すでに23卒の就活のピーク期を過ぎた2022年7月。
それにも関わらず、わずか3ヶ月で、23卒のエントリー数199名獲得に成功しました。

採用ツールが揃った後は、毎月の「超あつまる会議」（採用活動の進捗確認と反省・改善ミーティング）を通して施策をブラッシュアップし続けました。
進捗確認と改善を繰り返した結果、1人あたりの採用を下げることにも成功。
1人あたりの採用単価は、120万円から70万円へと削減することができました。

＞「ビジュアル撮影」の記事を見る

■STEP4　母集団の形成のポイント
オンラインで行う施策（ナビサイトの改善、SNS、動画等）とオフライン施策（学校訪問、説明会等）とを組み合わせながら
母集団形成を実施しました。

■STEP5　説明会
説明会は企画にこだわり、大和電業社のファンをコツコツと増やしていきました。
2021年卒の採用活動時には参加者が1名もいなかった説明会で、2023年卒の採用活動時には、参加者数202名を集めることに成功しました。

※この記事は2022年8月8日時点の情報を元に作成しています。